こんにちは、TAKUMIです。
Amazon輸入の仕入れを始める方の大半が、まずはこう思うのではないでしょうか?
初心者にありがちな仕入れとして、差額にしか目がいかず、実際その商品がどれだけ売れるか見当がついていないという方がほとんどです。
とは言え、ネットで検索を掛けても「この商品はこれだけ売れるよ!」なんて優しく教えてくれる人は居ません。
そうなると、仕入れをしながら、自分でマーケティングを学ぶことが重要になってきます。
マーケティングなんかやったことないし、数字を扱うのは苦手なんだよ!
と、思ったあなた。
大丈夫です。やってみると意外と感覚的に分かるものです。
マーケティングを学ぶことによって
頭の上にハテナが出ていても構いません、まずはこの記事を読んで試してみましょう!
仕入れをする上で一番重要なのは情報収集である
当たり前のことですが、どれだけ安くて良いものを売っていても、買い手が居なければ一銭も儲かりません。
世の中需要と供給で経済が成り立っています。
売れない在庫を抱えてしまうと、次の仕入れにも響いてきますし、物によってはスペースを圧迫する原因になります。
Amazon輸入の仕入れに失敗にしない為にも、人々の需要と適正な価格は常に見定めている必要があります。
ではどうやって需要のデータを取るのか?
一般的な企業は、膨大な時間とお金を使って、市場アンケートを取ったり、売れた商品の情報を月ごとにグラフ化してまとめたりしています。
グラフ化はまだしも、市場アンケートなんてものは個人ではとてもじゃないけれどもできません。
初心者でもできるAmazon輸入仕入れの情報収集とは
Amazon輸入のコツは情報収集にあります。
コツを3点にまとめてみました。
- 時事ネタを収集する
- 競合相手の仕入れしているものをチェックする
- テーマを決めて仕入れを行う
です。
それではひとつひとつ解説していきましょう。
時事ネタを収集する
時事ネタというのはまるで台風のように絶大な影響を及ぼし、一瞬で過ぎ去っていきます。
それは市場でも同じで、世間の注目が一斉に集まると、必然的にお金の山がそこにできるのです。
数字を扱うだけがマーケティングではありません。
世間が何に注目しているのか?
それを調べるのも立派なマーケティングです。
ただ、何も考えずに日々過ごすのではなく、常にアンテナを張り巡らせて流行をいち早くキャッチし、その流行によって、どんな需要が生まれるのか…。
そういった情報収集をすることで、仕入れの大きなヒントが得られるかと思います。
競合相手の仕入れしているものをチェックする
仕事ができる人は皆こう言います。
それはもちろん輸入販売の世界でも同じで、売れている人の行動をチェックすることが、商売の大きな近道になることもあります。
とはいえ、始めたばかりだと誰が同業者かすら分からない人もいるかと思います。
ここで、私が見分けているポイントを解説
- 多数のメーカー商品を扱ってる
- 販売商品が異常に多く、統一性が無い
- 出品者のプロフィールが個人っぽい、またはよく分からない企業である
以上の3点です。
他にも転売屋にありがちなクセというものは沢山ありますが、この3点は素人でも分かりやすい目安になるかと思います。
ただ、難しく考える必要はありません。
ある程度Amazon輸入の世界に身を置いていると、そのうち誰が同業者なのかが自然と分かるようになってくるかと思います。
そして、同業者を嗅ぎ分けられるようになったら、その中でも売れている転売屋を見分けていきます。
素人でも簡単に判断できるのは、やはりストアの評価ですね。
評価数が多い出品者というのは、熟練の転売プレイヤーなので、売れる商品の傾向やどういった分野が転売屋に好まれるのかというのを分析できます。
しかし、評価が多い出品者というのは、独自の仕入れルートを確保していたり、大量に仕入れをすることで割引の恩恵を受けていたりする可能性があるので、その人が売っている商品を真似しただけでは儲からないことがあるというところに注意です。
そこで着眼点を少し変えてみましょう。
ただ評価の数の多さで判断するのではなく、出品している商品の種類に対して、評価の数の割合が多い同業者に注目してみるのです。
出品数が少ないのに、評価の数が多いということは、売れ行きの良い商品ばかりを取り扱っている転売屋ということになります。
その商品を自分なりにまとめてAmazon輸入の仕入れリスト化することで、何が儲かるのかが見えてくるはずです。
また、意外とみんなが注目しない穴場の転売屋というのが存在するのです。
それは評価の数は多いけれど、評価の質が低いストアです。
いいえ、一概にそうとも言い切れません。
この手の転売屋が販売している商品というのは、原価がめちゃくちゃ安いことが多いです。
しかも評価の数が多いということは、売れ行きも良い。
つまり、原価率が低く需要が高い商品が見つかる可能性があるのです。
儲かっている転売屋というのは多種多様な売り方をして、他者と差別化を図り、顧客を集めています。
あなたも色んな同業者を観察することで、自分にあった転売スタイルが見つかるかもしれません。
テーマを決めて仕入れを行う
Amazon輸入の販売方法については、大きく分けて2種類存在します。
在庫を持って販売する方法と、在庫を持たずに販売する方法の2つです。
在庫を持たずに、無在庫で販売する方法につきましては、以前下記の記事で紹介させて頂きました。
こちらの方法は、初心者でも手堅く稼げる方法ではありますが、とにかく色んな種類の商品を出品しなければ利益に繋がりません。
仕入れをする上で一番重要なことは、どの商品がどれだけ売れて、どれだけ利益が出るのかを正確に分析することです。
色んな種類の商品を出品して、全ての商品の分析をできるのであれば、この方法でも月に100万以上稼げるようになるかと思いますが、初心者がいきなりそんなハードなことをするのは、なかなか厳しいのが現実です。
そんな初心者にオススメな仕入れ方法は、テーマを決めて仕入れを行うという方法です。
ひとつのテーマに絞ることで、分析を集中させることができ、より深いデータが得られるようになります。
今回は”ゲーマーに向けて” “パソコン周辺機器を売る”というテーマで考えていきます。
近年、eスポーツの発展で、ゲーマー向け商品の需要が右肩上がりで増えていっています。
なので、ゲーマーに人気の商品をリサーチしていくと、”Razer”や”Logicool”というブランドが人気であることが分かりました。
そこでアメリカのAmazonと日本のAmazonで比較をしてみると
このように、アメリカAmazonだと送料込みで約4,000円
日本のAmazonで売ると6,000円近いことが分かります。
送料や手数料を考慮しても1000円近い利益が見込めますね。
(ただし、正規代理店とタイトルに記載しているので販売はしてはいけません)
他にも、ゲーマーの命であるグラフィックボードを調べてみると
アメリカAmazonで送料込みの約34,000円 日本のAmazonでは50,000円を超える値段で売れる商品なんてものもありました。
これらの商品は仕入れ価格が高くて、なかなか手を出しにくいと思うかもしれません。
しかし、ゲーマーについて深くリサーチすることで、この商品はある層から一定の需要がある商品なので、全然売れないということはないだろうという推測が可能です。
ある程度その分野についての知識がついてくると、「あれ、この商品って日本では廃盤だけど、アメリカでは売ってる!」なんてことに気づいたりもします。
ゲーマーというのは、慣れ親しんだ商品を好むので、廃盤になったマウスが非常に高い価格で売れたりもします。
仕入れをする上での注意点
さて、一通り仕入れのコツを説明させて頂きましたが、仕入れをする上で気を付けなければならないのは、差額だけに注目しないということです。
仕入れ値50,000円で日本での売値が送料抜き60,000円の商品と、仕入れ値50,000円で日本での売値が送料抜き51,000円の商品があったとします。
どうしても10,000円の利益が出る商品に目がいきがちですが、10,000円の利益の商品が月に5個しか売れないのに対して、1,000円の利益が出る商品は月に100個売れるとなれば、後者に軍配があがります。
当たり前のことを言ってるように思えるかもしれませんが、初心者はそもそも利益率が少ない商品を買うという発想に至りません。
Amazon輸入で儲ける為には、差額だけはなくどれだけ売れるかを分析することが重要なんです。
それでは、今回の記事は以上になります。